先日、「格安スマホ」についてのアンケートが行われ、74%の人が興味があると答えたそうです。
(ケイ・オプティコム参照 http://www.k-opti.com/press/2015/press07.html)
スマートフォンの月額料金が安くなるのに、なぜ格安スマホにしないのかという要因は、「格安スマホ」の不安にあるようです。確かに長年利用してきた、docomo等のキャリアから、あまり知らないような格安SIMのキャリアに変更するのは、抵抗を感じますよね。
そこで今回は、アンケートの回答結果の「不安」な部分について、実際に利用している視点から見ていきたいと思います。
基本はdocomo等のキャリアの回線が利用されているので問題なし
ケイ・オプティコムより参照
不安の上位の「回線のつながりやすさ」と「通信エリア」に関しては、全く問題ありません。格安SIMはdocomoやau等の回線が使われているので、 docomoやau等で利用していた時と全く同じです。
1番不安と感じている「通信速度」に関しては、確かにdocomoやau等に比べると遅くなります。格安SIM各社では、「LTEで最大150Mbps」という、docomoやau等と同じ速度を掲げていますが、実際にはそんなに出ません。
もちろん、docomoやauでもそんな速度は出ないのですが、それに比べても遅くはなります。特に利用者が多く利用している時間帯等(お昼や通勤時間帯)に遅くなる傾向があります。
格安SIMの会社やプランによっては、速度が遅くなったりして、不便なこともあるかもしれませんが、ほとんどの会社では、そんなに使えなくなるほど遅くなるわけでもありません。少なくとも、私の利用している「OCN モバイル ONE」では、不便を感じたことがありません。
もし、速度を気にするのであれば、高速通信が使い放題のプランは避けた方が良いかもしれません。格安SIMでは限られた帯域でサービスが提供されているので、高速通信が使い放題のプランであれば、余計に回線が込み合ってしまい、速度が遅くなってしまう傾向にあるようです。
格安SIM(格安スマホ)のデメリット
「サポート体制」や「購入手続き」、「自分でプランを選ばなければならない」といった点は、確かに基本はネットでの購入や手続きになります。ただ、格安SIMの会社によっては、実店舗があったり、家電量販店で提供されていたりするので、ある程度の不安が解消されるかと思います。
例えば、ビックカメラで提供されている「BIC SIM」は、基本はIIJmioで提供されている格安SIMになりますので、店員さんに話を聞けたり、番号ポータビリティ(MNP)の際に即日対応でその場で手続き出来ます。この点は大きいと思います。
“番号ポータビリティ(MNP)で即日対応”という点が重要で、格安SIMの場合、今まで利用していた電話番号を利用(MNP)しようとすると、2~3日間は、電話が利用出来ない日がでてしまうという欠点があります。格安SIMの会社で手続きが完了し終わった後に、格安SIMが送られてくる為です。
データ通信専用であれば、問題はないのですが、やはり電話が使えなくなってしまうのは、少々不便なことが多いですよね。その点、店頭で出来るサービスは魅力的になります。
あとは、店頭でのサービスではない場合には、格安SIMを自分でスマホに差し込んで、ちょっとした設定をしなければならないという手間もあります。そんなに難しいことではないのですが、慣れていない人にとっては不安な点になってしまうかもしれません。もちろん、そんな場合には、電話でサポートを受けられます。
安心出来るおすすめの格安SIM(格安スマホ)
「評判がわからない」や「どこの事業者を選べばよいか」という点も、確かに色々な会社があるので、分からないですよね。逆に言えば、たくさんのプランの中から、自分にあったプランが選べるということにもなります。
私の一番のおすすめは、日ごとに高速通信容量の制限が決まっているプランが選べる「OCN モバイル ONE」になります。
>> OCN モバイル ONE の詳細はこちら
2015年4月1日からは、高速通信の容量が増量されて、一番安いプランで1日あたり110MBから利用出来ます。1日110MBというと1ヶ月にすると3.3GBになります。そのプランがデータ通信専用だと月額972円(税込)で利用出来ます。MNPをして音声通話も出来るようにすると月額1,728円になります。
1日170MBのプランもあり、データ通信専用は月額1490円(税込)、音声通話対応だと月額2,246円)(税込)になります。docomo等のキャリアだと、2GBで3,780円、5GBで5,400円なので、とても安いですね。
しかもOCN モバイル ONEは、家のインターネット回線等を提供しているOCN(NTTグループ)のサービスなので、会社としてもとても安心出来ると思います。
なぜ、日ごとのプランがおすすめかと言いますと、例えば月毎のプランの場合、月の最初のうちに動画をたくさん観たりして、高速通信の容量を使ってしまった場合、残りの日にちを月末まで容量を気にしながら過ごさなければならなくなってしまいます。
その点、日ごとのプランであれば、動画をたくさん観てしまった次の日にはリセットされて、また高速通信容量が利用出来るようになるので、月末まで気にするという余計な不安がなくなります。ただ、その日に動画をたくさん観たいのに、高速通信の容量を超過してしまい、速度が低下して動画が見づらくなってしまうというのが嫌な場合には、月ごとのプランが良いかもしれません。
人によって考え方は異なると思います。
私の場合、「今日は高速通信の容量を超過してしまったのだな」と、抑制がかかるので、逆にありがたいのですが。。。 このように、格安SIM(格安スマホ)は、自分に最適なプランが色々と選べるという利点もあります。
今回は格安スマホの「不安な点」についてでした!
明日は「スマートフォンの使用用途」と「高速通信の容量はどのくらい必要か?」についてです。